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Bill Gates 氏の後継者、Microsoft の財務アナリスト会議に初登壇



Microsoft ( NASDAQ:MSFT ) の年次財務アナリスト会議の前に、Ray Ozzie 氏が、同社会長の BillGates氏から職務を引き継いだ最高ソフトウェアアーキテクト として初めて公の場に姿を現した。

Ozzie 氏のスピーチは、サービスとしてのソフトウェアに関する話が中心だったが、注目すべきは、終日行なわれたこの会議に Gates 氏が参加しなかったということだ。

Gates 氏は「いま休暇中で、アフリカのどこかにいる」と、同社の CEO (最高経営責任者) Steve Ballmer 氏は説明した。

つまり Gates 氏は、仕事を控えるという、仕事中毒者には克服するのが困難な目標を据えたわけで、このことだけでもニュースとしての価値がある。しかし、Ozzie 氏は職務を非常によくこなし、サービスとしてのソフトウェアという同社の方針を継続し、ときにはまるで salesforce.com ( NYSE:CRM ) の CEO (最高経営責任者) Marc Benioff 氏が話しているかのように聞こえた。

「当社は PC 中心で成功を収めてきた。こういったユーザー経験を実現する方法についても、PC 中心の見方をしてきたのかもしれないと考えるのが自然だ」と、Ozzie 氏は語った。

「たとえ、PC 向けにアプリケーションを作成することで、ユーザー経験を最高の状態で実現できるとしても、われわれが達成しようとしている全体としてのユーザー経験を考慮して、サービスとしてそれを開発していく」

Microsoft が昨年3月に Groove Networks を買収した際、Microsoft の CTO (最高技術責任者) として迎えられた Ozzie 氏だが、Microsoft に入社して以来、Ozzie 氏は同社のオンラインサービス分野への参入に手腕を発揮してきた。

IT コンサルティング会社 SummitStrategies 副社長の Dwight Davis 氏は、Ozzie 氏が最高ソフトウェアアーキテクトの役職に就いた際、取材に対し次のように述べている。

「Ozzie 氏が入社する前と比べ、最近の Microsoft はオンラインサービス業界への関与をはるかに強めている。このことから、同氏が賞賛に相応しいのは明らかだ。Microsoft は、同分野にもっと注力すべきだった」



(2006.7.28/japan.internet.com)

by fbitnews2006-6 | 2006-07-28 15:10 | インターネット総合  

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