ニンテンドー DS ブラウザー、2画面とタッチペンによる操作性



任天堂は24日、ニンテンドー DS 用のインターネットブラウザ「ニンテンドー DS ブラウザー」を販売開始した。ニンテンドー DS 用、ニンテンドー DS Lite 用の2種類が用意され、価格はいずれも3,800円。

デスクトップ向け Opera ブラウザと同じコアをベースに Opera Software と共同で開発された同製品は、ニンテンドー DS 本体に DS カードとメモリー拡張カートリッジを挿し込み、ネットワークに接続するだけで Web ブラウズが可能だ。

(家庭で使用する際には、無線 LAN アクセスポイント等が、屋外で使用する際にはニンテンドー Wi-Fi ステーションやフリースポットの環境が必要。)

■ 特徴的な2画面表示
特徴はやはり上下の2画面表示。縮小ページと拡大ページを別々に表示する「2画面モード」と、上下画面を一つの連続した画面のように使う「縦長モード」が用意されている。

2画面モードの拡大ページには縮小ページのカーソルが合わせられた部分が表示される。また、縦長モードでは DS の画面サイズにあわせてページデザインが変形されるため、上下のスクロールだけで、ページに表示されているすべての情報を見ることができる。

これらの表示方法は閲覧するサイトに合わせて使い分けると便利だ。ページ全体から閲覧したい部分を探すときなどは2画面モード、Blog やニュース記事などを読みたいときは縦長モードが適している。

■ すべての操作はタッチペンで
クリックやスクロールバーなどの操作はすべてタッチペンで行う。縦長モードで画面内のリンクにタッチすると別のページに移動することができ、タッチした場所からタッチペンをスライドさせれば移動をキャンセルできる。

リンク以外の場所でスライドすると画面スクロール。速度はスライドの速さに応じて変化する。

2画面モード時に縮小画面から直接リンクをクリックするには、L/Rボタンを押して「スコープ操作」に切り替える必要がある。スコープ操作では縮小ページから直接リンクにタッチすることができる。ただ縮小画面でのクリックには細かいタッチペン捌きが求められる。例えば、グーグルマップで上下左右の移動ボタンをタッチペンでクリックしてスクロールするよりは、キーワードを入力して目的地を表示させた方が早い。

■ ツールバーの機能
文字入力や検索、画面切替などを行うツールバーは画面下部にアイコンで表示されている。並びは左から順に「戻る」「進む」「再読み込み(中止)」「履歴」「URL」「ブックマーク」「検索」「設定」「ヘルプ」「表示モード切替」「画像の表示」「ズーム」「ページ内移動」「上下画面入替」となっている。

検索では Web 検索のほか、表示中のページ内の単語も検索できる。「画像の表示」アイコンをクリックするとページ内の画像表示を ON/OFF に切り替える。ズーム機能では表示している Web ページの文字や画像の大きさを50%から150%の間で変えることができる。

ページ内移動は縦長モードのみ使用可能な機能で、ページの先頭、末尾を順に移動する。また2画面モード時には上下画面入替が可能だ。これにより、拡大画面を下画面に表示させることができるようになるため、リンクをタッチしやすくなる。

なお、これらのツールバーを利用した操作は十字キーやボタンでも行える。

ソフト自体の立ち上がりは早いが、個別の Web ページを閲覧する際のスピードはページに含まれる画像によって大きく変わる。グーグルマップなど Ajax を用いたサイトについては、表示や操作はできるものの、PC に比べて Ajax そのものの恩恵は感じられなかった。

どちらかといえば、URL の直接入力やキーワード検索によってピンポイントで目的の情報に到達するといった用途に向いているという印象を受ける。PC と同様の感覚で Web ページ内のリンクを辿って何か面白い情報を見つけるには、タッチペンや表示モード切替、上下画面入替を効率よく使用する必要があるだろう。


(2006.7.25/japan.internet.com)
[PR]

by fbitnews2006-6 | 2006-07-25 20:35 | インターネット総合  

<< 音楽SNS「Last.fm」日... アマゾン、映像配信事業に参入へ... >>