Amazon、食品のオンライン販売に進出


米Amazonの食料品販売サイト「Shop Amazon Grocery Today」がスタートした。扱うのは「いまのところ」保存のきく乾物が中心。(ロイター)

 インターネット小売業者の米Amazonは、自社のWebサイトで食品の販売を始めた。ドットコムバブルの崩壊で最大の犠牲者を出したこの分野への参入に当たっては慎重に物事を進めている。

 このサービスはシリアル、パスタ、缶スープといった保存がきく食料品に限定されているが、配達地域を限定しているほかの食品販売業者と違い、Amazonはどこへでも配送することができる。


 「当社が販売する製品は、安価で無料配送ができるものに限定しており、すべてを取り扱っているわけではありません(まだ!)」とAmazonのWebサイトには掲載されている。

 ワシントン州シアトルに本社を置くAmazonは、競争の激化に伴い成長のペースが落ちてきている。新規顧客を獲得し利用者を逃がさないため、技術とコンテンツに多大な投資をしている。

 ここ数年にわたってAmazonが追加してきたほかの製品カテゴリーとは異なり、食品は5月25日にβテストとしてWebサイトに導入された。これは、同社がこの事業をさらに広範囲にプロモートする前に評価を行っていることを示している。

 「当社は顧客に対し、ワンストップのショッピングサービスを提供しようとしており、ここでは利用客が必要とするすべてを手に入れられるようにしたいと考えている。食品は当社の利用者がずっと望んでいたものだ」とAmazonの広報担当者であるトレーシー・オッジェン氏は述べた。「当社はどのストアにおいても、常に商品を増やそうとしている」と同氏。

 1990年代のインターネットブーム時代、投資家は数多くのオンライン食品販売業者に金をつぎこんできた。その1つであるWebvanは、ネットワーク倉庫に10億ドルを費やす野心的な計画を立てたが、ドットコムの崩壊後、2001年に破産している。

 同時代に生まれた別のオンライン食品販売会社であるPeapodはワシントンD.C.と9つの州で営業しており、未公開企業のFreshDirectはニューヨーク州をエリアにしている。Safewayなどの従来型食品チェーンでは、一部地域で食品をオンライン発注できる仕組みを提供している。

 Amazonの株は6月14日、Nasdaqで33.68ドルの終値となり、21セント、0.6%上昇した。(2006.6.16/IT Media)
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by fbitnews2006-6 | 2006-06-16 11:48 | インターネット総合  

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